くわのみブログBlog

日記 2019.12.19

スタッフ対談(広報委員 深谷りか×グループホーム 小木曽ゆき)

 広報委員の深谷りかさんがグループホームのスタッフ小木曽ゆきさんにインタビューしました。

りか:今日はよろしくお願いします。

ゆき:お願いします(笑) 

りか:ゆきさんは勤続何年目になりますか?

ゆき:ちょうど10年目になります。

りか:長いですねえ。最初の配属先はどこだったんでしょうか?

ゆき:最初はデイサービスで、その後、小規模多機能ホームに異動して、今はグループホーム勤務で夜勤もやっています。

りか:くわのみに就職したきっかけは何でしたか?

ゆき:前の職場が働きにくいなあと思ってた時に、知り合いから声をかけてもらったのがきっかけです。前職は事務所で一人でパソコンに向かう仕事でした。介護の仕事は選択肢にまったくなかったんですけどね。

りか:よく決断されましたねえ。

ゆき:転職するべきかとっても悩みましたが、思い切りました。面接前に見学に来た時、自分を迎え入れてくれた雰囲気がとてもアットホームで魅力的でした。

りか:なるほど。それから10年もの間、続けて来れた理由は何かありますか?

ゆき:自分が楽しんで仕事するようになれたのが大きかったです。当初、デイサービス仕事していた時、利用者様の前で話す司会が回ってくるのが本当に嫌でした。そんな時、介護部長の安藤さんから「しゃべるのが苦手なら相手にしゃべってもらえば良い。」と言われてやってみたら以外にできて、少しずつ楽しくなったり、自身がついていきました。それと利用者様の中にも認知症の症状が激しい方がみえて、ひじパンチくらったり、大変でしたが、それも経験というか勉強になって成長できていった気がします。

りか:先輩職員の指導が良かったんですかねえ。

ゆき:いや、指導というより、支えてくれたという感覚のほうが強いですね。おかげで自信を持つことができましたし、やりがいを感じるようになりました。

りか:やりがいって大事ですね。でも充実した仕事をしていても家庭との両立は苦労もあるんじゃないかと思いますが、どうでしたか?

ゆき:子供が小さい時は急な熱発で大変でしたが、急に休んだり、遅刻してもみんなが分かってくれて「大丈夫だよ」っていう雰囲気がすごくあったんです。

りか:正職になってからはますます大変だったと思うんですが・・・

ゆき:たしかに夜勤も始まって大変でした。子供が淋しがることもあったんですが、子供自身も普段からくわのみに遊びに来ていて、「おじいちゃんに一輪車を見てほしい。」と言って、一生懸命練習していたりしていました。だから、母親がくわのみで働いていることに納得しているというか、安心しているようにも感じていました。

りか:くわのみは住民さんたちも出入りする独特の雰囲気で、そこに惹かれる人は多いですよね。最近は会社の規模が大きくなってきてますが、最初のころと比べるとどうですか?

ゆき:そんなに変わってないと思いますよ。自由で温かい雰囲気は大きな魅力の一つだと思います。

りか:この10年、介護の仕事をしていて、ゆきさんが得たものはありますか?

ゆき:「ありがとうございます。」と言えることの大切さや、言って頂くことの喜びを強く感じられるようになったことだと思います。利用者の方が安心していられる、ここに居ていいんだと思える空間を作りたいと心がけています。

りか:なぜそういう場所をつくりたいと思ったんでしょうか?

ゆき:最初は認知症という言葉すら知らない状況から始まって、この年で得たものは、その人の気持ちをよく想像すれば、介護を拒否する人との関りもうまくいくという自信です。以前関わった方で、認知症の症状が強く、対応に苦慮していた人がいましたが、その方が「死にたい」といった時、泣けるほどショックを受けました。それほどの不安や悲しみ、辛さを抱えていたのかと絶句すると同時に、その思いを自分に語ってくれたことが嬉しくも感じました。そういう方が安心して暮らせることをお手伝いするのが私の役目だと思っています。

りか:この仕事の最大の魅力は人とかかわる仕事であり、そこから学ぶことがとてもたくさんある事だと思います。では最後の質問ですが、これから、ゆきさんがくわのみでやってみたいと思うことはありますか?

ゆき:先日、社長から話があったように「日本一社員が幸せな会社になる」という目標を掲げた取り組みが始まります。その実現に向けて自分も何かお手伝いしたいと思っています。

りか:微力ながら私も力を発揮したいと思います。ゆきさん、今日はありがとうございました。