くわのみブログBlog

エピソード 2019.5.3

ケアマネの支援エピソード② 読むこと、書くことは私の生きがい ~視力障がい者用拡大読書器の購入支援~

 

 

自宅で一人暮らしを続けるBさん82歳。Bさんの生きがいは読むことと書くこと。それをしている時が一番自分らしいと言います。最近は目が悪くなり、視力障がい者用の拡大読書器が欠かせません。ところがこの機械、買うと20万円もします。そこで担当のケアマネが提案したのが障害者手帳の申請。手帳があれば1割で購入する事ができます。

 

さっそくBさんが主治医に相談しましたが、「手帳取得の要件に該当しない。」という返答。それを聞いたケアマネが基準表を確認し、再度病院に確認を求めましたが、またしても該当しないと、相手にされませんでした。

「絶対におかしい。」今度はBさんの受診に同行し、医師と直接話をしたところ、ようやく分かってもらえました。

 

担当していたケアマネは当時を振り返って次のように語ります。

「いや、もう、引き下がれないと思いました。だって明らかに基準に該当してましたから。手帳が取得できた時は本当に嬉しかったです。障がい者に保障されている権利を守るのもケアマネの大事な仕事だと思ってます。」

 

Bさんも、「私の生きがいを取り戻せた。」と飛びきりの笑顔を見せてくれました。